年金制度の問題点とベーシックインカムの導入を考える

現在の日本において何かと問題になることも多い年金制度ですが、ベーシックインカムが導入されるとなった場合、年金制度はどうなるのでしょうか?

ベーシックインカムの導入は財政を見直す大きなタイミングになる

消費税の増税や法人税の減税、年金の納付金額の増加といった財政に影響が出る政策は過去に何回かおこなわれてきました。しかし、どれも全体からみるとそれほど大きく歳入や歳出に変化が出るわけではありません。

しかし、ベーシックインカムは多額の財源が必要となることから、本格的に導入を検討するとなった場合、国の財政を抜本的に見直す大きなタイミングになると考えられます。もちろんそれは現在の年金制度も例外ではないでしょう。(この記事では年金制度の問題点のみを挙げます。廃止するかどうかの是非はまた別の記事でまとめたいと思います。)

現行の年金制度はすでに破たんしている?

現在高齢者の方は「年金の支給額が減るかもしれない・・・」と考えている人がいるかもしれません。

そして、若年者の方は「年金を納めてももらえないかもしれない・・・」と考えているかもしれません。その理由について考えてみたいと思います。

年金制度のしくみ

年金制度とはざっくりと言うと若い人から集めたお金を高齢者の人たちに年金という形で配る制度です。現在のみに焦点を当てると若い人にとっては損をしているかもしれませんが、将来は逆に年金をもらう側となるので、制度自体は別に特別なところはないのですが・・・

現行の年金制度の問題

年金制度は古くからありますが、2004年の改革の時に「100年安心」とまで言われた年金制度は残念ながら10年もたたずにあらゆる問題が発生してしまっています。

多くある問題点の一つとして、今の年金制度は若い人から集めて高齢者に渡す形となっています。当然少子化となれば全体の年金の納付額が下がることになります。そうなれば高齢者に対して同じ金額の年金を払い続けることが難しくなります。問題点としてはあまりにも有名といえますね。

そもそも、100年安心とうたっていますが、10年先どうなっているかもわからない状況でなぜ100年安心と言い切ったのかはわかりません。この記事を書いた2016年の100年前といえば1916年です。まだ日本が「大日本帝国」といわれていた時代ですよ。当時の人たちが100年後の今の日本の形を単なるあてずっぽうではなく、様々な統計から少しでも予測することができたとは考えにくいと思います。

もちろん、政府もずっと放置していたわけではなく、何年かに一回状況を見て年金制度の小さな改革等は行ってきましたが、政府の対応に対して時代の変化が速すぎるため、対策が追いついているとは言えない状況です。

最終的には納付する人に増額、支給する人に減額という方法をとっているところを見ると、すでに年金制度は完全に破たんとまではいかなくとも、破たんしかけているといえるかもしれません。

時代の変化に柔軟に対応できる制度を

年金制度は日本国民全員がかかわる大きな制度です。ベーシックインカムが導入されるとなった場合も、これまた日本国民全員がかかわる大きな制度となることは間違いないでしょう。

ベーシックインカムの導入は年金制度を抜本的に見直す良いタイミングとなるかもしれません。そして、この年金制度という問題点から「何が原因で年金制度が問題になったのか」というところをよく調べることが大切だと思います。

そして時代の変化は激しく、誰にも予測が立てられないのですからもしベーシックインカムを導入するのであれば、「こういう制度にすれば大丈夫」という形にするのではなく、「リスクに対して柔軟に対応できる制度にする」ということが大切だと個人的には思います。

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