ベーシックインカムが導入されたら働かないという選択肢

「ベーシックインカムが導入されたら俺は会社を辞めるぞ!」と思っている人もいるかもしれませんが、そう簡単にやめてもいいのでしょうか?

ベーシックインカムがあるからといってやめるかどうかはよく考えたうえで

ベーシックインカムは必要最低限の生活費しか支給されません。そのため、仕事をしないという選択をとる場合は最低限の生活費でやりくりしなければなりません。

あなたの収入が最低賃金を下回っているだとか、収入が不安定で貯金ができていないという人にとってはベーシックインカムはありがたい制度といえますが、普通に正社員で働いている人はもちろん、契約社員や派遣社員だけど賃金はそこそこという人は安易に会社員をやめるということはちょっと考える必要があると思います。

あなたの今の生活費はいくらかかっている?

現在のあなたの1ヶ月の生活費はきちんと把握していますか? 以下に、年間収入五分位・十分位階級別で発表されているデータのうち、支出について年収別に見てみましょう。

年間収入五分位・十分位階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(総世帯)

年収 1ヶ月あたり支出 世帯人数
244万以下 133,853 1.33
244万~360万 199,638 2.01
360万~504万 241,940 2.50
504万~737万 285,201 2.97
737万以上 396,774 3.23

引用:1世帯当たり1か月間の収入と支出(2014年)

若いサラリーマンであれば244万~360万、中年で長く会社にいるサラリーマンなら360万~504万に入る人が多いのではないでしょうか?

これは平均値であるため、もっと節約して支出を抑えている人もいれば、ちょっと贅沢している人もいるかもしれません。

状況によっては働かないという選択肢は取れないかもしれない・・・

上の表には世帯人数というものも入れています。なぜ入れたのかというと、家庭の事情によっては安易に仕事を辞めると生活が成り立たなくなってしまう可能性があるからです。

例として、一般的な244万~360万の世帯を考えてみましょう。ここではベーシックインカムの金額は12万円とし、一人ずつに与えられるものとします。そして、世帯全員が働くことをやめたとします。

この世帯の平均支出額は19万となっています。もし1人暮らしで19万円を支出しているのであれば、ベーシックインカムが支給されても7万円足りないため、何かをあきらめて節約しなければならなくなるでしょう。

一方で、夫婦2人暮らしで19万円であれば、ベーシックインカムは2人合わせて24万円となるため、5万円が余ります。子供がいて3人で19万円ならば36万円から19万円を引いて17万円が余ります。子供の養育費も余裕で捻出できそうですね。

ベーシックインカムの制度が日本で導入されるとなった場合にどうなるかはまだわかりませんが、導入が本格的に検討されるからといって簡単に「今の会社が嫌だからやめてやる!」と思わずに、まずは制度をよく理解したうえでどうするかを決めるとよいと思います。(もちろん、ベーシックインカムが導入されても働き続けるという選択肢もありだと思います。収入が上がりますからね。)

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