ベーシックインカムはハイパーインフレを引き起こす?

ベーシックインカムが導入されるとハイパーインフレになる可能性はあるのでしょうか?

ハイパーインフレとは?

インフレとは「モノの値段が上昇する」「景気がよくなる」などと表現されます。基本的には100円で買えたものが110円になる「物価の上昇」と、働いて稼ぐお金が増える「収入の増加」がセットになってインフレといえます。しかし、これがひどくなるとパンが1個100万円などというとんでもないことになってしまいます。これをハイパーインフレと呼びます。

ハイパーインフレは第1次世界大戦後のドイツや2000年代のジンバブエなどで見られた現象です。

モノの価値が上昇するというよりかは、お金の価値がなくなるといった方がわかりやすいかもしれません。日本でハイパーインフレが起きれば、いくら1万円札を出してもカップ麺を買うこともできなくなるでしょう。

ベーシックインカムが導入されると?

ベーシックインカムが導入された場合、まず起こり得ることとしては消費の増加です。そして消費が増加するということは売る方にとっては儲けが増えるということになり、設備投資や従業員の賃金の上昇が考えられます。そして、さらに儲けを増やそうとして商品の価格を上げることも考えられます。

インフレの話を続けると、消費は減少せずにさらに増加し・・・となっていくのですが、「物価が上昇している」ということは、少なからずベーシックインカムの支給額の増加というものが起きる可能性があります。物価だけ上がってベーシックインカムの支給額が同じではインフレが続くほど生活は苦しくなるということですからね。

そして、これが繰り返されることによってインフレが進み、やがてはハイパーインフレが発生する・・・という将来が考えられます。

ハイパーインフレは起こる?

結論から言うと、ハイパーインフレは起こらないのではないかと考えられます。まず、先ほど挙げたストーリーはすべてがそのまま行けばインフレが続く可能性は十分考えられますが、ベーシックインカムの導入は日本の自由経済の形態そのものを変えるわけではないため、リーマンショックなどの海外の影響をモロに受けます。

また、金融危機が起きなかったとしても、儲けを従業員の賃金に回さなければ消費の伸びにもいつか限界が来ます。そうなればそう簡単に商品の価格を釣り上げることはできなくなるでしょう。(売れなくなりますから)

過去に起きたハイパーインフレは戦後の混乱期であったり、政府があまりにも下手な政策を打ったことが原因で起きているパターンが大きいことや、カナダでの実験でそういったことが言及されていないことから、ベーシックインカムが導入されたからといってハイパーインフレが起こるとは考えにくいと思われます。

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