ベーシックインカムは今の日本に必要なのか?

ヨーロッパを中心に議論が活発となっていて、日本でもこの言葉を聞くようになってきましたが、今の日本にとっては必要といえるのでしょうか?

現在の日本が抱える社会問題

ベーシックインカムとは?でも挙げましたが、現代の日本には様々な社会問題を抱えています。これらの問題は日本特有の問題というわけでもなく、例えば少子化に関して言えば先進諸国の出生率は総じて減少傾向にあるというデータがあります。

1550

引用:合計特殊出生率の推移(日本と諸外国) – 社会実情データ図録

このグラフを見ても、1970年代あたりから急激に減少し、その後は回復する傾向が見られません。日本を見ると1960年代の時点で既に出生率が2を切りかけている状況に陥っています。

これ以外にも日本が抱えている問題は先進国も一緒というものは多く存在します。

ベーシックインカムで解決する問題も多い

もちろん、ヨーロッパと日本をそのまま比べることはできませんが、ベーシックインカムを導入することによって解決が見込める可能性がある問題が存在することも確かです。例えば、貧困の問題に関して言えば過去に海外で実施された実験(カナダでの実験)で解決の方向に向かうことが確認されています。

また、ベーシックインカムの導入を皮切りに日本の財政状況を抜本的に見直すちょうど良い機会になる可能性もあります。

課題点もある

とはいえ、もちろんいいことばかりではありません。ベーシックインカムを導入することによって現在日本が抱えている社会問題が解決しても、ベーシックインカムを導入することによって新たな社会問題が発生する可能性が考えられます。

ベーシックインカム制度が国内全土のレベルで実施された例がないため、もし日本が今ベーシックインカムの導入を本格的に検討すれば世界初のベーシックインカム導入国として歴史に残るでしょう。

しかし、世界初ということは前例がないために発生する問題の予測ができないという欠点もあります。

もし日本でもベーシックインカムを行ってみるというのであれば、海外の導入状況の効果と課題を分析しつつ、まずは小規模な都市で実験を行い、本当に日本に必要な制度なのかどうかをよく検討するのがベターといえるかもしれませんね。

日本の社会構造が大きく変わりかねない政策となることは間違いないので、1年や2年といった短い期間ではなく、5年や10年、場合によっては30年という長い目で考える必要がありそうです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク