ベーシックインカムと非正規雇用について考える

労働者全体の4割にも達したという非正規雇用の問題とベーシックインカムについて考えてみたいと思います。

増加する非正規雇用

非正規雇用の意味は以下の通りです

期間を限定し、比較的短期間での契約を結ぶ雇用形態。1日の労働時間や1週間の労働日数は労働者によって異なる。臨時社員、派遣社員、契約社員、パートタイマー、アルバイトなどが含まれる。

引用:非正規雇用(ヒセイキコヨウ)とは – コトバンク

平日1日8時間働き、定年まで雇われるのが正規雇用(正社員)とすれば、非正規社員とはそれ以外の雇用形態ということです。フルタイムでも2年間の契約社員や1日4時間勤務のパートタイマーなどは全て非正規雇用に分類されます。

非正規雇用の何が問題なのか

非正規雇用の問題点として挙げられる代表的なものが正規雇用との格差です。ベーシックインカムで格差はなくなる? それとも広がる?という記事で「ベーシックインカムでは正規雇用と非正規雇用の格差を是正するためには他の方法が必要」と書きましたが、それについて詳しく説明します。

正規雇用が優遇されている部分といえばやはり「給料が安定している」「ボーナスがある」「福利厚生が充実している」「社会的信用がある」という部分が代表的です。

非正規雇用の人たちにとってはベーシックインカムが導入されて「お金」の心配が消えたとしても、他の福利厚生などの部分までの格差が解決するわけではありません。この部分は会社が独自に決めていることですからね。

「格差」をデメリットと考えないという解決方法

ここまで「正規雇用は優遇されていて非正規雇用は不安定だ」という書き方をしてきましたが、正規雇用は正規雇用でまた大変な部分もあることは事実です。

「臨時は1年契約ですがそんなの名ばかりで、年に1度の調査で『続けたい』と書けばほぼ解雇されることはありません(20年とか勤めてる人も大勢います)。 厚生年金や雇用保険、検診や職員旅行、各種休暇などもしっかりしてます。臨時は事務担当でノルマがありませんし、基本定時で帰れます」

かたや正社員は2年ほど事務を務めたら営業に回され、ノルマと戦うことに。手取りも臨時社員とほぼ変わらず、さらにこの冬からボーナスもほぼなくなるという悲しい現状で、「臨時になって、夕方を勉強時間に当てて資格取得に励んで転職した方がいいのかな…」と悩み出してしまったようだ。

引用:臨時社員がうらやましい 正社員でいるメリットって何? – J-CAST社会ウォッチ

上の記事以外にも、突然の転勤にも応じなければならなかったり、責任が重かったりと大変な部分が多いことは確かでしょう。

また、正規雇用であったとしても会社によってはそれほど優遇されているとは思わない人もいるようです。

そう考えると、正規雇用と非正規雇用どちらも大変なことにかわりはないでしょう。ちょっと前であれば「正社員になれば定年まで安定して働けて退職金ももらえて安泰」なんて考えもありましたが、正社員になったとしても3年以内に離職する人は3割に達したり、転職する人が昔と比べて多くなっていることを考えると、もはや昔の考え方で今を生きるのは時代遅れといわざるを得ないかもしれません。最近ではあえて非正規雇用を選ぶ人も増えてきているようです。

もし非正規雇用でいることの不安がすべてお金で解決するのであれば、ベーシックインカムは大きな助けとなるでしょう。後は昔の考え方を捨てるだけです。そうすれば正規雇用と非正規雇用の間は「格差」ではなく、単なる働き方の選択肢となるかもしれません。

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