ベーシックインカムの実現は不可能なのか?

ベーシックインカムの導入には問題点も多く存在します。ベーシックインカム制度の実現は不可能なのでしょうか?

支給額と財源

「一人ひとり無条件でお金をもらえる」というと聞こえはいいですが、当然財源の問題もあります。しかし、だからといって「ベーシックインカムは不可能だ!」と決めつけるのは早いかもしれません。

最低限の生活という構想をあえて度外視して考えてみます。

例えば、1人年間120円(月10円)を支給するとなれば、日本の人口をおよそ1億2000万人と考えたとしても、年間144億円の歳出で抑えることはできます。

ここでは何が言いたいのかというと、財政の部分をしっかりと研究して無駄を省き、余った部分をベーシックインカムに回せば「最低限の生活費」という条件は満たせなくても、ベーシックインカム制度を成立させることは可能だということです。

妥協すれば財源の問題は解決できる

現在の生活保護の平均額である月12万円となると財政をどうするのかをしっかりと考える必要はあるかもしれません。しかし、妥協することができれば財源の問題をクリアすることも不可能ではないでしょう。最低限の生活費はいくらなのか? 現在の行政に無駄な部分は存在しないのか? 仕事をしていない公務員はいないか? 政治家の給料を下げることも検討するなどをすれば、制度の実現としては不可能ではないでしょう。

国民にかかる税金を下げれば最低限の生活費が下がる可能性だってあります。

ベーシックインカム制度は社会構造を大きく変える制度であり、まだ正式に採用している国が一つもない中で「不可能だ」と結論付けるのは早いのではないでしょうか?

共産主義だって89年その体制でやってきたソビエト連邦という大国が崩壊したことによって問題点が現実のものとなり、ようやく「不可能」と結論付けられたのではないでしょうか?

少額ながら制度として成り立っている地域も存在する

最低限の生活費からは程遠いですが、ベーシックインカム制度のようなものがすでに行われている地域も存在します。アメリカのアラスカ州はそれに当たります。そのほかにも、ヨーロッパを中心に制度の仕組みを考えるだけでなく、実際に小規模な実験を行おうとしている、あるいはすでに行われている国だって存在しています。

ベーシックインカム制度は昔から様々な構想が上がっていますが、実際に採用された国は一つもありません。ベーシックインカムを導入した「結果」というものが存在しない以上、ベーシックインカムという制度が素晴らしい制度なのかダメな制度なのかということはたとえ専門家であったとしても正しく判断することは難しいでしょう。このサイトを含め、ベーシックインカムの情報は現時点ではあくまで「構想」「予測」に過ぎないのです。

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