ベーシックインカムの導入と増税は成り立たない?

ベーシックインカムには財源確保の問題がありますが、財源が足りないからといって安易に増税するというのはどうなのでしょうか?

増税すれば税収の増加が見込めるが・・・

国民が払わなければならない税金はたくさんあります。増税と聞くと国民は基本的にいい顔はしませんが、増税をすれば税収の増加が期待でき、国民に対してさらなる行政サービスを実施することができます。ベーシックインカムもその一つです。

ベーシックインカムの導入するときに財源が足りないから増税を行うというのも一つの手といえるでしょう。ですか、ベーシックインカムに限っては増税という方法は少し矛盾している部分があるかもしれません。

ベーシックインカムの金額が増える

ベーシックインカムは「一人ひとり最低限の生活をするために必要なお金を支給する」構想です。ここで重要なのは「5万円を支給する」のではなく、「最低限の生活費を支給する」というところです。

私たちが払っている税金の中で一番身近ともいえる税金といえば消費税でしょう。2016年現在においてはその税率は商品価格の8%となっており、これを10%に引き上げる案も出ています。

確かに消費税を8%から10%に上げれば税収の増加が期待できます。しかしそれは最低限の生活費が増加するということがセットでついてきます。例えば最低限の生活費が税抜10万円だとした場合、それに消費税がプラスされて10万8000円となります。これが10%となると11万円となり、増税によって税収も上がりますが、支給するベーシックインカムも2000円上昇してしまうことになります。

これではせっかく歳入が増えても歳出も増えることになり、財源不足の根本的な解決にはなっていません。

インフレの可能性もある?

どの税金を上げるかにもよりますが、先ほどの消費税を上げたとしたら

税収アップ→ベーシックインカム支給額アップ→財源がやっぱり足りないのでさらに増税→最初に戻る

というループに陥ってしまうかもしれません。実際には様々な経済的要因が絡んでこのループが成立する可能性は高くないでしょうが、どちらにせよ財源が足りないからといって安易に増税に走るよりも、まずは行政の無駄がないかをしっかりとチェックする必要があるでしょう。

もうこれ以上切り詰めるところがないとくれば増税に対して国民は納得するかもしれませんが、まだ「税金の無駄遣い」などと批判が出てきている状況においてはまだまだ削減できるところはあるのではないでしょうか? どうしても必要な支出であれば国民に対して納得のいく説明をするべきです。

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