ベーシックインカムと大学について考えてみる

現在の日本において、大学へ進学する人が増えてきています。今回はベーシックインカムの話も交えつつ、大学について考えてみたいと思います。

そもそも「大学」とは何のためにあるのか

まずは、なぜ大学というものが存在するのかを考えてみたいと思います。現在の日本では大学に進学する人は多いですが、昔はそうではありませんでした。

今件データの取得元は文部科学省の【学校基本調査】。この発表ページで足りない部分の値については、総務省統計局の【e-Stat内「基幹統計から探す(統計分野表示)」】から「学校基本調査」を選び、「年次統計」「統括表」から「就園率・進学率の推移」や「進学率」から必要な値を取り出して、各種計算を行う。なおグラフ中にある「過年度高卒者」とは「大学浪人生」を意味する。

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引用:大学進学率をグラフ化してみる(2016年)(最新) – ガベッジニュース

このデータは引用元のサイト運営者が政府の統計を元に独自に調査した者ですが、他のサイトでも同じようなグラフになることからこの統計を元に話を進めたいと思います。

このグラフを見ると、順調にとはいかないものの、大学進学率は上昇傾向にあるといえるでしょう。2000年代後半には浪人生も含めて50%を超える勢いとなっています。

ここで、日本における大学の位置づけを見てみましょう。

日本において大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的としている(学校教育法第83条)。

引用:日本の高等教育 – Wikipedia

簡単に言うと、専門的な知識を研究することが目的なのです。経済なら経済を研究し、工学なら技術的なことを研究し、医学なら医療に関することを研究するのが大学の本来の目的といえるでしょう。

大学に進学する理由

 私立大学進学者に「入れる大学を選んだ」という回答の多さが目立つが、職業・学問のいずれかの目的を持って大学を選んでいる高校生は7割に及ぶ。「将来なりたい職業があって進学」は国公立・私立とも全体の3分の1、「学びたい学問を志して進学」は、国公立大学進学者で約40%、私立大学進学者で約36%あった。

引用:『VIEW21』大学版 2013年度 Vol.2 冬号 教学改革と高校生の大学選択基準 – ベネッセ教育総合研究所

インターネット上の調査を見てみましたが、大学に進学する理由は結構ばらつきがありました。何らかの目的を持っている人は多いですが、その理由としてすでになりたい職業が決まっていてそれに近い分野を学べる学部を選ぶ人、就職のことはあまり考えずに学びたい事を学べる学部を選ぶ人、とにかく有名大学を目指す人、など、様々な理由で大学に進学するようです。

特定の理由に偏っているというわけでもないため、ここで何かがわかるというわけではありませんね。あえて言うなら「みんな結構自由に進路を選んでいるんだな」ということくらいでしょうか?

ベーシックインカムが導入されるとどうなる?

ベーシックインカムが導入されたからといって大学に進学することに関して大きく変化が出るかどうかは進路選択の理由がバラバラのためこうだとは言えません。しかし大学に進学する場合、大半の人にとってどうしても避けられない問題があります。それは「学費」です。

いくら自分の好きなことを学んでみたいといっても、貧困な家庭では親があまりいい顔をしないかもしれません。しかし、ベーシックインカムがあれば学費の問題が完全に解決はしなくても、その支えとなることは間違いないでしょう。

親から見れば子どもが希望する大学にいかせてあげることができる可能性が高くなりますし、また自分の懐事情の厳しさが少しでも和らぐかもしれません。家庭によっては利子のかかる奨学金制度に頼らずに済むかもしれません。

ベーシックインカムは貧困などを解決する直接的な影響があることはもちろん、この記事のようにもしかしたら大学の進学率が上がるかもしれない間接的な影響もあるかもしれませんね。

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