病気の人にも安心なベーシックインカム しかし問題もある?

現在働いていない人の中には病気で働けないという人もいるでしょう。そんな人たちの助けになるかもしれないのがベーシックインカム制度だと考えられます。

たとえ病気でもお金は必要

病気で働けなくなったといって生活費がタダになるわけではありません。長く働いて貯金がある人はそれを切り崩して生活する必要がありますし、親など頼れる人がいるのならまずその人を頼らなければなりません。お金というものはたとえ健康状態が悪くても向き合っていかなくてはならないのです。

現在入院している人だっているでしょう。入院にもお金がかかります。現在入院している人はそれがわかると思いますが、今健康な人でも今後何が起きるかはわかりません。

ベーシックインカムがあれば負担を抑えることができる

もしこういったときにベーシックインカムがあればその一部またはすべてを治療費や入院費に充てることができるため、経済的な負担が減ることは間違いないでしょう。

ちょっと調子が悪くて診療所に行ったくらいであれば家計に影響が出る可能性も低いと思われます。なにより経済的な負担が減ることによって突然何かあった時でもパニックにならずに落ち着いて状況を把握して対策を立てることができるかもしれません。

しかし問題もある

しかし、もし高額な医療費がかかるとなった場合、ベーシックインカムは負担の一部を軽減できてもそれだけで解決できるとは限りません。

例えば、入院するとなった場合、費用はおおよそ以下の通りというデータがあります。

生命保険文化センターが「直近の入院時の自己負担費用」について調査したところ、1日あたりの自己負担費用の平均は21,000円となっています。費用の分布を見てみると「10,000円~15,000円未満」が26.2%と一番多くなっていますが、「20,000~30,000円未満」も15.5%と高い割合を示しています。

直近の入院時の自己負担費用「1日あたりの自己負担費用」

fig_medical_5_01

(注1):過去5年間に入院し、自己負担を支払った人をベースに集計。
(注2):高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額。
(注3):治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品費などを含む。

<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成25年度>

引用:1日あたりの医療費(自己負担額)はどれくらい? – 公益社団法人 生命保険文化センター

 全体の平均は21,000円、そしておおむね1万円ちょっとの医療費が1日でかかっているということになります。仮に2週間の入院となって治療費が15,000円かかるとなった場合、医療費の総額は21万円にも膨れ上がります。

ベーシックインカムは最低限の生活費しか保障してくれませんので、こういった突発的なことに備えるためには制度が導入されたとしても今まで通りに貯金をしたり入院費を安くする方法を調べたりと自らがあらかじめ対策を打っておくことが必要でしょう。

そして、このケースはベーシックインカムが導入されたからといって依存心を強めてはいけないという戒めにもなると思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク