ベーシックインカムを電子マネーで支給する案

ベーシックインカムの支給方法についてメジャーと考えられる現金、そして現金ではなく現物でという人もいるようですが、電子マネーという方法についても考えてみます。

電子マネーのメリット

皆さんは電子マネーで買い物をしたことはありますか?

電子マネーといえばEdyやSuicaなど、現金をデータ化してお金の代わりに買い物をしたり改札を通ったりすることができるシステムです。おそらく知らないという人はいないでしょう、というくらいに現在の日本には広く普及しています。

電子マネーを使えば財布からいちいち小銭を取り出す手間が省けるなどの利点が利用者があり、またお店の方もレジから小銭をとりだしたりするといった手間が省けるため、利用者とお店のやり取りがスムーズになるというメリットがあります。

電車などでは切符をいちいち買う必要がなくなります。毎日仕事や学校に行く人にとってはもはや持ってて当たり前といってもいいでしょう。

ベーシックインカムは電子マネーで支給するべきか?

「そんなに便利なら、いっそのことベーシックインカムも現金じゃなくて電子マネー方式にすればいいんじゃないか?」という声もあるかもしれません。しかし、残念ながらそれは難しいといえるかもしれません。

確かに公共交通機関や大型販売店などでは電子マネーが使えるお店がほとんどです。しかし、これが小規模な個人経営の商店レベルになってくると電子決済のシステムが導入されていないというところも多いのではないでしょうか?

一方で、観光地も含めた店舗取引における個人商店(お土産屋など小規模店舗)等への導入は進んでいない現状があり、カード決済等が普及した国々の旅行者等から見ると、カードが使用出来ないことに不便を感じ、不満につながっていることが予想される。

引用:平成 26 年度 商取引適正化・製品安全に係る事業 報告書 – 矢野経済研究所

矢野経済研究所の報告書にも、外国人にとって電子マネーが使用できないことは不便に思うくらいに導入が進んでいないと指摘しています。

電子マネーをきちんと管理できるのか?

また、ベーシックインカムを電子マネーで管理するとなると、かなり大規模な仕組みを作る必要があります。このあたりを国だけでやっていくのは現状を考えるとほぼ不可能と考えられるので、おそらくどこかのIT企業などと連携してやっていくことになる事になると考えられますが、果たしてそれを政府がうまくやってくれるのかという心配が残ることになる可能性が高いといえるでしょう。

電子マネーは便利ですが、全体を見ると実はまだ発展途上の技術なのかもしれません。それよりかは長年みんなが使ってきた「現金」を支給する方がトラブルが少なくてよいかもしれませんね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク