ベーシックインカムは共産主義なのか?

国民全員にお金を支給するベーシックインカム制度は共産主義的な制度という人がいるかもしれませんが、果たしてそうなのでしょうか?

共産主義とは?

まず、共産主義という言葉がよくわからない人のために簡単に説明すると、「財産の一部またはすべてをみんなで平等に分けよう」という考え方です。全ての人が平等にという世界ですね。「頑張れば頑張るだけ報われる」という資本主義とは反対の考え方ともいえます。

そして、この共産主義にはいくつか問題点がありました。

一つ目は「頑張ってもさぼってももらえるものはみんな同じ」なので、真面目に働いている人にとっては損をするのです。そうやってサボる人が多く出てくると、国全体としての成長は鈍くなるという欠点があります。

そして二つ目は、国民全員平等をうたいながら、政府の人間が搾取を行うことが容易であったことも挙げられます。

かつての大国だったソビエト連邦は共産主義を採用していましたが、こういった問題を解決できなかったため崩壊し、現在では「共産主義よりも資本主義の方がよい」とされているのが一般的です。

ベーシックインカムと共産主義の違い

では、「一人一人お金を支給する」ベーシックインカムは共産主義といえるのでしょうか?

答えはNoです

たしかに、ベーシックインカムは「財産の一部またはすべてをみんなで平等に分けよう」という考え方に似ている部分はあります。しかし、共産主義は「国民全体で生み出したものを政府が一人一人に分配する」のであり、ベーシックインカムは「国民一人一人に最低限の生活ができるお金を支給する」ものです。

「頑張れば頑張るだけ報われる」という資本主義の考え方はそのままでベーシックインカムを導入するため、さぼっている人は最低限の生活しか送れず、頑張った人は裕福な生活が送れるのです。資本主義の基本的な部分は変わりません。しかし、生活に困ることはなくなります。

頑張る人もまったりな人も生活できる世の中に

現代の日本は様々な社会問題を抱えています。年功序列は崩壊し、誰もが生活に不安になる時代となってきています。

そんな中で、もし最低限の生活を保障してくれるベーシックインカムが導入されるのであれば、頑張る人もがんばらずにまったりとした生活を送りたい人も、無理をして働く必要はなくなるでしょう。

2016年現在はベーシックインカムという言葉はあまり日本には広まっていないですが、ヨーロッパでは導入を検討している国があったりと議論が活発になってきています。いずれ日本にもベーシックインカムの波が来るかもしれませんね。

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