最近何かと耳にする「ベーシックインカム」とは一体どんな制度なのでしょうか? わかりやすく解説します。
ベーシックインカムとは
ベーシックインカムという制度を一言で説明すると・・・
一人一人に無条件でお金を継続的にもらえる制度
です。本当にざっくり言うとこうです。
基礎所得保障や基本所得保障など、呼び方はいろいろありますが、基本的には同じです。また、ベーシックインカム(Basic Income)の頭文字をとってBIと略すこともあります。
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今の説明を聞いて「おお、なんて素晴らしい制度なんだ。今すぐ日本にも導入するべきだ!」と考える人もいれば「そんな甘い話があるか」と考える人もいるでしょう。
少し難しい話になりますが、このベーシックインカム制度は1970年代からヨーロッパを中心に議論されるようになり、そして年がたつにつれて現在の社会問題を解決する方法の一つとして世界中に広まり、話題として取り上げられることも多くなりました。
「一人一人に無条件でお金を継続的にもらえる制度」という仕組みは賛成する声も反対する声も多くあり、この制度がはたして現代の社会問題を解決する大きな一歩となるのかが世界中で注目されているのです。
なぜ今これが注目されているのか?
現代社会は様々な問題を抱えています。日本だけを見ても少子高齢化をはじめ、年金問題、子どもの貧困、待機児童、ニート、経済格差、ブラック企業などなど、いくらでも問題は出てきます。
これらの問題に対して、解決方法の一つとされているのがベーシックインカム制度なのです。もちろん、ベーシックインカム制度はいいことばかりではありませんが、これだけ世界中に広まって議論が活発化している様子を見ると、この制度が実際に適用される可能性も夢ではなくなってきたと考えられます。
ベーシックインカム制度で日本が抱えている個々の社会問題が解決できるかは別の記事で詳しく紹介しますが、今後日本でもベーシックインカムという言葉が広まっていく可能性は高いと考えられます。
一人一人に無条件でお金を継続的にもらえる事はいいことなのか?
現代社会にとってお金というものは生活に強く結びついています。生活するためにはお金は絶対に必要なのは間違いないでしょう。
しかし、一人一人が抱えている悩みはそれぞれ違うものです。それをお金という形で解決できるのかどうかという部分を考える必要があるでしょう。
また、このベーシックインカム制度は国や自治体、企業という大きな組織にはどのような影響を与えるのかをよく考える必要もあります。
この制度が良いものなのか悪いものなのか、他の記事で個々の問題を取り上げながらこの制度について考えてみたいと思います。
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