ベーシックインカムが導入され、最低限の生活が保障されることになった場合、勤労意欲は下がるのでしょうか?
現在の日本人の勤労意欲
インターネット上を見ると、「働きたくないでござる」「宝くじ当たったら速攻で会社辞める」「月曜日がつらい」など、働きたくないという声も多く見られますが、現在の日本人の勤労意識はどうなっているのでしょうか?
いくつか参考になりそうなデータを見ていきましょう。
宝くじで6億円が当たったら仕事辞める?
6億円もあればお金の使い方を誤らない限り一生お金に困ることはないでしょう。では、もし宝くじで6億円が当たったら働いている人たちはどうなるのでしょうか?
Q.6億円当たったら会社を辞めますか?
辞める……50.79%
辞めない……49.21%マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:社会人男女445人(男性233人、女性212人)
やめると答えた人は半分ほど。多いとみるか少ないとみるかは人それぞれでしょう。
仕事を辞めたいと思ったことがある?
働いていればつらいこともあります。当然やめようなんて考えた人もいるのではないでしょうか?
働く20~35歳を対象に行ったアンケートでも、71%の人が「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答。
調査方法/全国の20~35歳の会社員(正社員)を対象にインターネット調査
実施期間/2015年7月31日~8月2日、回答数370名
やめたいと思っても、やっぱりいろいろなことを考えるとやめられずに我慢するという人も多いと思いますが、もしこのときにベーシックインカムがあったとしたら・・・?
ベーシックインカムを導入したときの労働者の動き
ベーシックインカムを導入すれば、はっきりとした割合はわからないものの、会社を辞めるという選択肢をとる人はいると考えられます。
この数が少数であればあまり大きな影響はないと思われます。しかし、(ベーシックインカムと宝くじを同じとみることは無理があるとしても)上の宝くじが当たった時にやめる人が半分くらいいるということを考えると、労働者たちの動きに対して対策を講じる必要が出てくるかもしれませんね。
こういった勤労意欲の低下はベーシックインカムに反対する人たちの主な意見の一つとなっています。
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